お料理教室@はるの

5/19の土曜日に、当日お誘いをいただきお料理教室にお邪魔してきました。

誰かに声をかけようと思ったときに、

思い浮かべてもらえるのって凄く幸せだなあと思います。

ご縁に感謝です(*^_^*)

 

表参道にある和食の’’はるの’’さんに伺いましたよ。

haruno OMOTESANDO

 

大通りから一本はいったところにあるのですが、

前を通ったりしていたけれど全然気が付かなかった!!

 

テーマは「出汁と日本酒」

 

普段、家で料理はしますが、出汁から気をつかったことはなく、反省。

席には丁寧なレジュメが置いてあって

わくわくしながら内容を少しフライングで見てにやにや。

 

ウェルカムドリンクは獺祭のスパークリングでした。

日本酒は全く詳しくなく、純米や大吟醸の違いもあいまい。

勉強不足ですみません。

 

獺祭は機械で製造されているという話を聞き、その時点で衝撃でした。

日本酒のスパークリングを飲んだのは初めて。

ワインと比べると(比較材料がそれしかない)舌にまとわりつく感じがあり、

すっきりというよりは少しもったりした印象でした。

 

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 この時点で凄く贅沢な気分になります。

休日の昼間にお酒を飲みながら料理教室とか、どこぞの奥様ですか、状態。

わーいわーい。

 

ウェルカムドリンクを堪能していると、人数も集まりついに始まりました!

 

最初は日本酒に関するお話から。

三種類飲み比べつつ、お店のからの講義をうけます。

なんと、レクチャーされていたのは、

どこかの会員制のバーで腕をふるっていたという方でした。

分かりやすく楽しい 知識を聞きつつどんどんお酒がすすみます。

 

まずは、日本酒の呼び名について。

ここを丁寧に教えていただけて本当に勉強になりました!

備忘録として書いておきます。

 

日本酒の種類は2つのポイントで呼び方が変わるそうです。

1.精米歩合:どれくらいお米を磨いたかの度合いを表す

      精米歩合60%とは、40%を磨き60%のみを原料として使用

      お米を磨けば磨くほど雑味がなくなるそうです。

 

2.アルコール添加:原料の白米に対してどの位添加しているかで呼び方が変わる

        お米のみだともったりするのですっきり感をプラスするため

 

この2つのポイントをふまえて、5つの名称があるようです。

 

純米大吟醸酒/大吟醸酒

精米歩合50%以下。米・米麹だけを使用したものが「純米大吟醸」。

白米の10%以下の割合でアルコールを添加したものが「大吟醸酒」。

固有の香味、色が特に良好なもの。

 

純米吟醸酒/吟醸酒

精米歩合は60%以下。

米・米麹のみを使用したものが「純米吟醸酒」。

白米の10%以下の割合でアルコールを添加したものが「吟醸酒」。

固有の香味、色が良好なもの。

 

純米酒

精米歩合に制限なし。醸造アルコールを添加していない清酒

 

本醸造酒

精米歩合は70%以下。

白米の10%以下の割合でアルコールを添加したもの。

 

普通酒

精米歩合の規定がなく、アルコール添加率が本醸造酒よりも高いもの。

 

 うーん難しい!

上の方が、ひと粒のお米からできる量が少ないということはわかります。

好みの問題かなとも思ったり。

日本酒はあまり料理を選ばす合わせやすいそうで、

自分の好きなものを探すとよいとおっしゃってました。

ワインとそこが違うよな〜。

 

以下の写真は、

一番左から、<しらたき ど辛 純米>

秋田のお酒。どことなく塩素のような香りがまずしました。

まろやかな口当たり。

いぶりがっこと合わせていただきます。

真ん中が<出羽の雪 大吟醸 瓶囲い>

山形のお酒。すっきりしてました。

ほうれん草のおひたしとあわせて。

優しい出汁とお酒の味わいがよく合います。

右が<北洋 袋吊吟醸 生原酒>

富山のお酒。香りが一番独特で強かったです。

少しねっとりとした口当たりでフルーティー。

ホタルイカと合わせて、産地に想いをはせます。

 

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日本酒は、「ひや」というと常温のものをさし、

「冷酒」が冷たいものをさすようです。

基本中の基礎ですが、「ひや」って冷酒のことだと思ってました。。。。

 

 

日本酒の講義を1時間ほど受けたあとは、

いよいよお料理のほうにうつります。

 

 まずは、はるのさんが取り扱っている鰹節屋さん「うつぼや」さんから

鰹節についてのお話がありました。

なんと、鰹節は、古事記にも載っている古〜い保存食だそう。

 

荒節と枯節(カビがついているもの)を実際手に取り、

香りをかぎ、う~ん、お腹にしみる(*^_^*)

荒節のほうが魚の香りが強く、

枯節のほうはカビが水分をすって旨味が凝縮し上品な香りです。

作りたい料理のイメージによって使い分けてくださいとのこと。

どちらが優れているとか、そういう話ではないところが、日本らしい。

血合い肉が含まれていないほうが雑味が少ないようです。

鰹節の血合いの部分を気にしたことなんてありませんでした。

 

和食、奥深い!!!!

 

こんなにこだわって作られているんだな〜と。

出汁をとるときには、

昆布をつけておいた水1リットルに対して30gの鰹節を使うのが黄金比だそう。

30gってたいしたことないじゃん、と思うじゃん?

あのふわふわの鰹節30gって、恐らく私の両手のひらにいっぱいです。

なんと贅沢な。ほぼ使い捨てのようなものですよね。。。

 

いよいよお料理のデモンストレーション(*^^*)

ほうれん草のおひたし、揚出し豆腐、だし巻き卵の3つを拝見。

出汁をいかすためにシンプルなお料理です。

 

ほうれん草を茹でるときは、茹ですぎないことがポイント!

茎から茹でて葉は本当にさっとお湯にとおすくらいで良いそう。

揚出し豆腐は、絹がおすすめだそうです。

木綿は煮込みとかに向いているらしい。

家でほとんど揚げ物をしないのです。。。

食材が隠れるくらいの油を使うのに抵抗があって。。。

(というか後処理が面倒)

でも家でこんな一品が作れたら素敵だなと思いました。

合わせ出汁をかけるときは、

温めて豆腐のまわりにかけるとベチャベチャしなくて良いそうです。

だし巻き卵は、熱々のフライパンで作るべしとのこと。

あとは、油をこまめに引くことも大事だそうです。

細かい注意点やちょっとした工夫を色々伺えて、知識が増えて嬉しい。

見るのとやるのは全く次元が違うんですよね。精進します。

 

で、待ちに待った試食の時間がやってまいりました。

ど〜ん!!!

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デモでみたお料理とそうめん付き。

このそうめん、ただのそうめんじゃないんです。

三神という、とても細いなかなかお目にかかれない一品らしいです。

HBのシャーペンの芯より少し太いくらいとのこと。

数社でしか作れないほど熟練の技が光るそうめん。。。

口当たりが良く、繊細ですね、、、多分。

美味しかったですよ!そうめんの返しともよく絡んで。

 

どのお料理も出汁がきいていて、日本酒で少々麻痺した舌にも大変優しかったです。

 

最後にいただいたのは、表参道ハイボール

(まだ飲むのかという声は置いておいて)

なんとも可愛いさくらんぼ!季節によってフルーツが変わるようです。

表参道のおしゃれな風を口の中いっぱいに感じた、気が、します。

 

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そんなこんなであっという間にお開きの時間になってしまいました。

2時間半という短い時間でしたが盛りだくさんで、新しい発見がたくさんあり、

充実した土曜の午後を過ごすことができました。

 

楽しかったな〜。

スタッフの皆様、素敵な方で、

初めての参加でしたが楽しく過ごすことができました。

ありがとうございました。

今度は通常営業で伺いたいです。

表参道に好きな和食をいただけるところがあるなんて大人の階段登った気になります。

 

お料理教室、はまりそう。

ちゃんと日曜日は作りおきしました。真面目に。

(でもさっき冷蔵庫見たらさんぶんのいち程食べられてた)

(まだ月曜日なんですけど)

(私の今週のお弁当に危機がせまってる)

 

飲んでばかりでなく、自分でも色々作っていけたらいいな。

料理好きだな〜と実感した時間でした。

食生活アドバイザーとったけれど活かしきれていない気がする。

もっと食べ物に関心をもっていきたいですね。身体は食べたものでできている。

 

さて、この後は、お気に入りのお店、遠藤利三郎商店に行きました!

(まだ飲むの!?)

(ええ、飲むんです!)

それは次で書こうと思います。

 

・・・・・長いよこの記事。

ついつい食い意地はってるから書きなぐっちゃったよ。

最後まで読んでくださりありがとうございました。